2011年01月12日

佐 吉 の 日 記 巻之四

1 :人間七七四年2007/02/15(木) 13:30:38 ID:2355tMbD
1 名前: 無名武将@お腹せっぷく 投稿日: 2006/06/27(火) 21:10:58
元亀四年 三月二十三日〜

三冊目の日記が無くなってしまった。おかしいな。
四冊目はさぼらないようにがんばるぞ。


------------

・sage進行でヨロ
・なあなあでマターリいくべし
・まとめサイト http://shed.gozaru.jp/sakichi/
・登場人物紹介 http://shed.gozaru.jp/sakichi/syokai.htm


前スレ
   佐 吉 の 日 記   
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1094269308/
佐 吉 の 日 記 二 之 巻
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1140096862/
佐 吉 の 日 記 巻 之 三
http://ex21.2ch.net/test/read.cgi/warhis/1151410258/



2 :人間七七四年2007/02/15(木) 16:58:09 ID:X9hY7mND
すかさず2ゲットで>>1乙!
7 :まとめの中2007/02/16(金) 00:06:11 ID:a8Tg3DIM
前スレのログをうpしておきました。
職人様方の参考にどうぞ。
270KBで重いのでご注意下さい。
http://shed.gozaru.jp/sakichi/sred/saki3.htm
10 :人間七七四年2007/02/17(土) 15:00:33 ID:jO77+ABV
新スレ早々保科も何だな。
職人さん来るまで前スレでの新キャラでもまとめてみるか?
12 :大野弥一郎2007/02/18(日) 00:45:38 ID:YPKnfAh6
七月九日

海北さまがなんだかニタニタ笑っている。
「思慮深げな殿もそそるのぉ、げへへへ」だってさ。

すっかりとのはおやつれになってしまって、まるでおなごのような細さだ。
海北さまじゃないけど、憂いに満ちたたののお顔は美女にすら見える。

「友徳のやつに書かせるか、女のような顔したもののふと殿とでまぐわっているところを。げへへへへ」
気持ち悪いから茶々さまの様子を見に廊下に出た。

「弥一郎」
とのに突然声をかけられた。

「わしもそろそろこの首とお別れになるだろう。だが、浅井の血はずっと残るような気がするよ」
そうおっしゃって、ぼくの目を見つめられた。
蒸し暑さを忘れそうになるほど、とのは美しかった。



「都のおなごどもが飛びつくじゃろうなぁ」
……蒸し暑さが数倍になって戻ってきた。
14 :人間七七四年2007/02/18(日) 14:37:54 ID:f6CwVaKb
新スレの存在にいまさら気がついた。よかったよかった。1さん、乙です。
3スレの新規登場人物、追加しておきますね。

【羽柴家中】
あずま(?)…紀ノ介の母にして横山城の奥づとめを行う人。巻1から出てるのに紹介してなかった…

【織田家中】
氏家直道(?)…ト全直元の子で美濃安八郡大垣城主。長島に攻勢をかける。
高山重友(20)…彦五郎、のち右近。摂津国三島郡出身で高槻城主。父の影響で幼くしてキリスト教の洗礼を
        受ける。

【上杉家中】
上杉謙信(43)…弾正少弼、平三・喜平次。越後国頚城郡出身。越後の戦国大名にして毘沙門天の教えを守るため
        女色を捨て男色専一に生きた人。増田「も」犯される。
長尾顕景(17)…喜平次。謙信の養子にして越後国魚沼郡坂戸城主。のちの上杉景勝。
上杉景虎(?)…三郎。相模国足下郡(変な郡名だが要は小田原)出身。謙信の養子だが、父は北条氏康という
        ややこしい出自。顕景と上杉家の家督を争う。
山本寺順安(?)…ヤマジュン。筋金入りの衆道。一応架空の人物ですが、山本寺氏の縁者なら越後国頚城郡出身。

【宇喜多家中】
宇喜多直家(44)…備前邑久郡出身で浦上家臣。戦国の梟雄だが子ぼんのう?
宇喜多秀家(0)…八郎。宇喜多直家の子。はいはいするまえに泳ぎだす。

【大浦家中】
大浦為信(23)…右京亮。津軽堀越城主。南部氏から謀反を起こし、虎視眈々と津軽征服を狙う。
沼田祐光(?)…前歴不明の為信の謀臣。増田を利用していろいろ企む。

【その他】
石川五右衛門(?)…反信長勢力のいるところ現れる。なお、史実のこの人物で明らかなことは
          悪質な強盗殺人者だったことと仲間と「釜炒り」になったことだけだったりする。
狩野永徳(30)…横山城に居候する絵師。京の出身。
山科言継(66)…権大納言にして日本中の戦国大名に朝廷への献金をお願いして回ったタフな人。
        京の出身。日記が名高いが、医術にも通じてたスーパーマンな人。
お葉(?)…謎の若い女。権兵衛をほのかに思い横山城に入るが、最近は身を以て市松の教育係に
      なっている。
風太郎(?)…坊主についてまわった謎の男。子孫はあの小説家?
城戸弥左衛門(?)…通称音羽の城戸(きど)。伊賀国阿拝郡出身。この人も鉄砲の名手。
後藤基次(13)…又兵衛。播磨神西郡出身。官兵衛の従者。ちなみに史実ではまだ城主の嫡男で官兵衛には
        仕えていない。
母里友信(17)…太兵衛。播磨飾東郡出身。官兵衛の従者。
15 :人間七七四年2007/02/18(日) 16:29:47 ID:C7iPEAa2
お葉ちゃんは架空キャラだけど一応佐吉の許婚
お香のことかと
16 :人間七七四年2007/02/18(日) 18:58:55 ID:XsLFzqgD
>>14
まとめ乙です。
一応、お香は本名は「お種」で、後の秀吉の側室「香の前」です。
17 :人間七七四年2007/02/20(火) 22:03:02 ID:CBvJ6SrC
今このスレとセンゴクって時期が微妙に被ってるんだよなw
やっぱり書きにくいんだろうか
20 :人間七七四年2007/02/22(木) 11:02:52 ID:OzOveK1U
前スレまで職人をやっていた者です。
現在は仕事で書き込む時間がほとんどなく、つい最近まで三戦板から落ちたことさえ知りませんでした。
佐吉の話を楽しみになさっている皆様には申し訳ありませんが、いましばらくお待ちいただきたく存じます。
21 :人間七七四年2007/02/22(木) 18:19:37 ID:cWaQS95h
ああ、追加。

保科正直(31)…甚四郎、越前守。信濃国伊那郡高遠城主。スレの危機あらばすかさず
        「保守」の名の元に鉄壁の守りを見せる。
22 :人間七七四年2007/02/24(土) 15:50:05 ID:JGsDaOSP
七月十一日

浅井勢は小谷城から出ることなく、ぼくら織田軍も虎御前山にひきこもってるので
ぼくが言うのもなんだが、なんか毎日ヒマだ。
助作に聞いたところではこういうときは余興で一騎討ちなど始まるらしいが、
昼過ぎ、小谷城から騎馬武者が出てきた。二人ともでかくてごつい。そのうち、
一人が何やらわめきだした。
「我こそは、阿閉淡路守が嫡男、孫五郎貞大である。自分で言うのもなんだが、
 怪力無双、近江に敵なき者にて候!」
続けてもう一人も大音声で名乗りをあげた。なんかどこかで見覚えが、と思ったら
「それがしは阿閉が郎党、藤堂与右衛門じゃ!槍さばきは海内に敵なし
 と覚えおり候」
ああ、食い逃げ男か。あいつ阿閉のもとに戻ったんだなあ。
しかし、阿閉の嫡男も藤堂も強そうだ。たいするうちは…ちょうど権兵衛さんも
一柳さんもいない。助作が静まり返る陣中を見て、出ていきそうなそぶりを
見せるが、勝てないだろうなあ。
と、先週習った漢文の言葉が思いついたので、つい大声でどなってしまった。
「どちらも最強であらば、その矛を以て、その盾をつかばいかん!」
虎御前山の陣中からばか笑いの声が聞こえる。隣りの紀ノ介が笑いながら、
「まずは貴公らのいずれが「最強」かあらためたい!まずはここで二人戦われたし」
陣の下にいる阿閉と藤堂は顔をしばらく見合わせていた。やがて藤堂が笑い出し、
阿閉をなだめるように「負けじゃ負けじゃ」と言いながら小谷山に帰っていった。

羽柴の陣中はみんな大喜びで、ぼくのところに来てみんなほめてくれた。
最後に小一郎さんが来て、にがわらいしながら「あんまり口舌で敵を作るなよ」と
ぼくの肩をぽんと叩いて去っていった。
うん、どういうことだろう?
25 :人間七七四年2007/02/27(火) 19:07:25 ID:afJ19qu9
小一郎さんナイス
佐吉たんもそれとなく気づいてくれれば良いけど…
26 :人間七七四年2007/02/28(水) 20:35:53 ID:F21vYyeO
>>20
時間があったらまた作品投下してください
待ってます
29 :人間七七四年2007/03/09(金) 20:05:54 ID:nYnLiylJ
げえっ!あ、あれは、飯富の赤備え・・・!
武田の最精鋭がなぜここに・・・!?
31 :保科越前守2007/03/11(日) 00:08:05 ID:Hx/H21D7
七月七日

気がついていたら俺はどこかもわからない野原を歩いていた。
ここはどこだ…とわけもなくさまよい歩いていると視線の先にキキョウの花を
持った娘が・・・
おお!あれは永禄五年の上野出兵のときにふと知り合い、激しい恋に落ちた地侍の娘、
ミツではないか!!北条の家来に嫁いだと聞いたが、わしのことを覚えておったのだな。
うれしくなって駆け寄ろうとすると、遠くから俺を呼びつける声がする。ええい、うるさい!

…腹が立って声のほうへ視線を向けて見ると、山県どのが睨みつけているではないか!
ふと見回してみると、ずらっと武田家家臣団が居並んでいる。
ああ、そうだ。ここは七夕の宴を装って開かれた武田の今後を決める評定の席。
すると、俺はこの評定でうっかり寝込んでしまったのか!
山県どのは上座から般若のような顔でわしを見据えているし、
その隣の馬場どのもはげあがった頭をなでながら「ははは」と笑っているが、目がすわってる!
「保科越前、保科!この件やいかに?」
山県どのがあくまで厳しくつっこんでくる。何のことやらわからんが、
何のことですかと聞いたらただではすまなさそうだ。でも、何か答えねば…
背中じゅう汗まみれにしながら、思わずある言葉を口走った。
「ほ、保守…」
俺がそういうや否や、上座の穴山殿が決め付けるように
「四郎さま、家中のほとんどの者は同じ意見でござる。亡き法性院さまのご遺志を守り、
 今は国を固めるときなのじゃ」
あ、あれ?俺の意見、なんか決め手になっちゃった?
正面の若殿様が、すごい目つきで俺のことを見てて怖いよう…
32 :保科越前守2007/03/11(日) 00:12:17 ID:Hx/H21D7
文章の初めからおかしいではないか。

気がついてみたら→気がついたら でよろしくです。すまぬ。
35 :人間七七四年2007/03/12(月) 01:04:53 ID:mXEoWTn6
>>31
大河ドラマを見てたら山県の兄貴とまだ教来石姓の馬場が謀反の密談してたよ。
このスレとドラマでは30年も時間が違うのだが、妙な感慨を覚えたよ。
36 :人間七七四年2007/03/16(金) 04:57:03 ID:1mshT5Yq
ちょっと感動したのでコピペ

いや〜今週の大河は良かったねぇ。
あ、見逃した人の為にあらすじ貼っとくね。

第五十話『友、散る』
関が原より三年。余命幾許も無い状態となった吉継は官を辞し、領地越前敦賀で日を送っていた。
先の戦で百万石もの大禄を得た吉継は領地に善政を敷き、「覆面宰相」「常人よりものの見える殿」と讃えられる。
しかし、吉継の心は浮かばぬのであった……。

翌年春、ついに吉継は倒れる。激務を放り出した三成は大坂を下り敦賀に駆け込むのだが、床に伏した吉継に既に意識は無かった。
周りが止めるのを振り切り看病を務める三成。それは幼い頃からの友へ向けた、最後の思いやりであった。

二日後の黎明、三成の耳へと友の言葉が聞こえる。
「佐吉、戸を開けてくれぬか」
幼名で呼ぶその声はまごう事無き吉継のものだった。驚きながらも、小さく頷いた三成は庭に面した戸を開ける。
するとそこには、夜明けの薄紫の空に満開の桜という見事なまでの光景が広がっていた。
吹き込んでくる花びらに微笑みながら、吉継は言う。
「まばゆい程の神々しさよ。 ……亡き太閤殿下を思い出すのう、佐吉」
「目が……見えるのか紀之助!」
「フッ……とうとう最期らしいわ……」
「何を弱気な! わしらはまだ」
「聞け、佐吉! お主は徳川討ちを躊躇っておろう」
「……」
「徳川はいずれまた牙を剥く。 後手に回ってはならぬ。
 約束したであろう……。 豊臣の名のもと戦無き世…を……」
「紀之助!」
「さらばじゃ、佐吉。 ……楽しき日々であったわ」

事切れた吉継と泣き崩れる三成。風に舞った花びらは二人へと降り注ぎ続けるのだった。
39 :人間七七四年2007/03/26(月) 22:05:51 ID:RK8FyeTC
日記が止まってるのでインタミ的に。

片桐助作且元の父・片桐真貞に浅井長政が送った書状を見た。
日付は天正元年八月二十九日、おそらく小谷城落城前日らしい。
(『信長公記』による落城日は八月二十八日だが、これは誤りだそうな)
既に小丸は落城、父久政は討死、小谷城はほぼ本丸しか残っていない中で、
「ほとんどの曲輪が陥落し、皆々城から脱走しているところを、忠誠を尽くして
 くれたことのありがたさは、手紙にも書きつくせない」
と長政は片桐父に書き送っていた。落城前日に家臣に感謝状めいた書状を出す長政も
なかなかなもんだな。
なお片桐父は落城の際に生き残ってこの文書を子孫に伝えたわけだが、
このへんの忠義の心はは助作にも伝わったのかどうだか。
42 :人間七七四年2007/04/05(木) 09:23:58 ID:DEAFOxqk
元亀四年七月七日
変な夢を見た
半兵衛さんの子孫と名乗るおばさんが
半兵衛さんにそっくりな息子を連れてきて
能や狂言を習わせている夢だった
おばさんは半兵衛さんとは似ても似つかない風体で
南蛮人のようにじゃらじゃらと宝石をつけていた
なんかこわかった
44 :人間七七四年2007/04/06(金) 13:27:40 ID:AUCIdrWv
佐吉たんとちゅっちゅしたいよ〜
46 :人間七七四年2007/04/06(金) 22:45:08 ID:FmMW1LTx
>>39
全俺が泣いた。
47 :人間七七四年2007/04/09(月) 18:08:08 ID:EIijanFq
あんまし史実につじつまあわす事に悩まずに
初期のように適当に書いてた頃が懐かしいな
お前らかけよ
50 :人間七七四年2007/04/19(木) 01:14:50 ID:FQIQuO6H
七月十日
よく通る廊下の一角に油が塗ってあったらしく、気付かないで滑って転んで後ろ頭をぶつけてしまった。
と、気付くと虎之助と市松がこっち見てニヤニヤしてる。ちくしょうお前らか
痛む頭に触ってみたら後頭部にこぶが出来てしまっていた。ゆるさん
・・・その直後通りかかったとのもスッ転んで仕掛けた二人がそろって青い顔になってたのには笑った。

・・・そーいえばあの二人がつるんで何かやってるのを久々に見た様なきがする。
しばらく喧嘩でもやってたのだろうか?
51 :人間七七四年2007/04/21(土) 01:49:39 ID:9G3KBO8E
久しぶりの職人様だ。うれしいな。
保守してる間に仲直りしてたのか二人www
53 :人間七七四年2007/04/30(月) 23:08:46 ID:I+aVJirP
初期の職人のひとりなんだけど
平馬が佐吉より五歳年下らしいことがショック過ぎて
なぜかここに戻ってきちまった
五歳か……
五歳はないよなあ…
54 :人間七七四年2007/05/01(火) 00:03:56 ID:uNJNupxo
>>53
天正10年末の賤ヶ嶽の前哨戦で長浜城の柴田勝豊を調略したのが我らが紀ノ介のはずだが、
すると17歳で調略を任されたということになる。いくらなんでもそれはあんめえと思うが。
なんかソースあったら教えてほしいな。

なお、平馬は偽書として落ち着きつつある『武功夜話』にしか出て来ない通称なので、
紀ノ介でいいのではないかと。
56 :人間七七四年2007/05/01(火) 07:55:51 ID:MyCznPkq
>>53
ソースは?
紀ノは佐吉より一つ上というのが定説じゃあ…
57 :増田2007/05/01(火) 16:04:31 ID:uNJNupxo
七月十日

津軽浪岡。小さな町だが城の前にある市は大いににぎわっている。
見ればエゾの装束の者もたくさんいる。ここは日ノ本とエゾの境目としてもにぎわって
おるのじゃのう。
目の前を見ると、和装をした子供とエゾの子供が5人ほどで一緒に遊んでいる。
あんまり面白そうなので声をかけてみると、エゾの子供がよくわからん言葉を発しながら
わしを指差し、和装の子供と一緒にばか笑いしながら逃げていった。
連れの沼田の家来に何を言ったか聞いてみるが、顔を赤くして口を手で押えたまま返事をしない。
そのうち沼田が笑いながら「そなたの顔は日ノ本にもエゾにもいないほどくどいそうじゃ」
と教えてくれた。むう、ガキども、今度会ったが最後じゃぞ。

さて、大浦どのに焼き討ちするよう言われた浪岡の城は、川の中洲の丘の上に
曲輪があり、しかもその曲輪が川でいくつも仕切られているという、畿内ではあまり見ぬ城じゃった。
見ず知らずの人の城を放火するは気が進まぬが、さてさて、久々に敵城へ潜入するかのう。
61 :人間七七四年2007/05/02(水) 15:11:00 ID:J4QfSY6/
山本太郎顔ならそんなにくどくないはずなんだがw
・・・もしかしたら藤岡弘、タイプの顔なのかな>増田
62 :人間七七四年2007/05/02(水) 21:36:27 ID:XNZL7Iqn
いま検索して山本太郎改めて見てみたら吹いたw
いいなこの顔w

>>56
最近でも学者さん関係で流行ってる学説だね。
1565年生まれ。ソースは不明。
63 :人間七七四年2007/05/02(水) 22:25:42 ID:MBJtSpcC
>>62
うーん…ではどこの学者さんですか?
なんかじれったいなあ。
64 :人間七七四年2007/05/02(水) 22:51:11 ID:IL7EWl6J
>>61
漫画版のバトロワの月岡彰のイメージ
66 :増田2007/05/08(火) 22:13:51 ID:Bi3fOfSY
七月十一日 深夜

堀をよじ登り、城内に忍び込む。
曲輪の中には足軽が何人かいるが、居眠りしたりばくちに興じたり、ちっとも仕事してねえ。
うしろで沼田が「これは攻め込んでも楽そうだわい」小声でほくそえんでいる。
こっちの北畠も弱っとるわい。ともあれ、さっさと火をつけてとんずらするとしよう。
しかし、沼田の従者がさっきからちょっと不安。なんとなく挙動があやしいし、
火をつけるというのに風除けになる程度の気もつかないし、なんか要領が悪い。
沼田もこんなやつ連れてきて、どういうつもりだよ。と、

ぱきっ、ぱきっ

と大きな音。後ろを見ると、沼田の従者が枝を膝でもろに割っていた。
何十本ものたいまつがこちらを照らす。半鐘も鳴り出した。
「おら、おら、あんだのこど、てづだおうと…」
沼田の従者がわしの目を見て、震えているが、こんなやつはほっといて逃げねば。
と伸び上がった瞬間、背中を思い切り蹴られて、わしは堀の中にもろに落ち込んだ。
川床にしたたかに頭をうちつけ、くらくらしていると上から声がする。
「すまん、あほうというても俺のかわいい従者じゃ。ごめんな、増田」
沼田…!そのうちにこんどはわしの頭上に投網やら熊手やらが降ってきた。
さしものわしも、これでは逃げられぬ。なむさん!
69 :人間七七四年2007/05/09(水) 06:50:44 ID:/bFljCJm
>>63
紀ノスレに書いてあったのを転載

418 名前: 人間七七四年 投稿日: 2007/05/03(木) 17:09:44 ID:jjCqZALG
>>417
「兼見卿記」
より、文禄元年(1592)正月三日の記事に吉継の年齢が二十八歳と書かれているらしい。
そこから逆算して割り出した説
70 :人間七七四年2007/05/09(水) 23:43:34 ID:q2aRODoi
七月十二日
今日は朝から気分がいい。何か…こう…うまくは言えないが、心配事が一つ消えたような感じだ。
そういえば最近増田君を見ていない、それも何か関係してるのかなぁ。
増田君をの顔を思い出すとおしりがまたむずむずしてきた。不愉快だ。
75 :明智玉2007/05/24(木) 23:44:10 ID:8wRLbZ9J
七月十八日
今日は、お城の外へ行って来た。気持ちよかったぁ。
帰ったら、母上に怒られた。
で、母上があたしの大好きな父上に告げ口したらしく、父上にも怒られた・・・。
でも、父上は「あんまり勝手に外へ出てはならないよ。最近、変な事件多いから。」とあんま怒られなかったし、遊んでくれたよ!
母上以上に父上が大好き!!もちろん、母上も好きだし、みんな大好きだよ。父上の家臣や親戚も好き。
でも、父上、頭から血が出てた。また、上司の信長さんに殴られたのかな、かなり心配・・・。
で、今日は父上が一緒に寝てくれるって。いい夢見ること間違いない!
大好きな父上がずっといたらいいのにな。
あたし、お嫁なんか行かないで、父上の側にいる!父上の側にいられるだけで、あたし、幸せよ。
明日は、お城の中で遊ぶしかねーな!え、姉上が一緒に遊んでくれる?やったぁ!
こんな幸せな日がずぅーとみんなで続くといいのにな。そしたら、あたし、すごーく幸せ!!
78 :明智玉2007/05/31(木) 17:09:17 ID:JayhzDjX
七月十九日
今日は一日中姉上と一緒に毬遊びやお花摘みをした。
花がどれも綺麗で、母上に『父上の所にもお花置いといてあげて。玉の摘んできた花なら大切にするわよ〜!』って言われたので、父上の部屋にもお花を飾っておきました!えっへん!!
で、しばらくして父上が信長さんのお城からお仕事して帰ってきたよ。
でも、でも!父上!昨日にも増して怪我してる。血はとりあえず簡単な手当てはしてあったけど、痛そう・・・。
母上が必死に手当てしてるのを見て、母上のような女になりたいと思った。
で、血が止まったのか、皆でご飯を食べた。あたしは父上のことが心配で、ご飯、残しちゃったよ・・・。ごめんなさい、お百姓さん、お野菜さん、魚さん。
あたしが男だったら、父上を殴ろうとする信長さんを止める。「父上を殴るなッー!代わりに某を殴れ!!」って叫ぶよ。
父上、なんで殴られても、まだ信長さんのところにいるの?
また仕官先探せばいいじゃない。前みたいな生活でも耐えてみせるよ!皆と一緒なら何にでも耐えてみせる。
徳川の狸さんのとこは優しいって評判だし。何せ本多忠勝とかいうすごく強いお侍さんもいるし、家臣の皆さんの個性は強い!
それに、徳川の狸さんのところが嫌だったら、北条さんっていう強い軍のあるところでいいんだよ?父上、頭いいし、真面目だし、強いし。どこだって受け入れてくれるよ!あたしが保障します!
ああ、父上が心配です。なんか、明日のことなんてどーでもよくなってきちゃう。
父上、あたしも母上も皆が大好きで愛しい、父上。父上が幸せになれますように。
80 :明智玉2007/06/03(日) 17:50:37 ID:FWeGzwtn
19日夜
父上が寝る時に昔話をしてくれた
さるかに合戦というおはなし。
金柑の種を持ったさるがおにぎりを持ったかにと物々交換して
かにさんは金柑の種を植えてたくさんの実をならせたけど
さるがかにさんの大事な金柑を潰したりしていじわるをして
さいごにはかにさんに金柑をぶつけて殺してしまう
かにさんの子供はあとでさるにあそぼうと誘われたけどはさみを振り回して
さるがびびるというお話

あれ?他の人から聞いた話とちがうような・・・?
84 :人間七七四年2007/06/17(日) 13:12:38 ID:9AJ+IMRz
坊主まだ逮捕されないの?
85 :人間七七四年2007/06/17(日) 15:55:49 ID:S7WIciFp
坊主も隠れている間に土に埋まってかびてしまうのではないかと
梅雨と言う時節でもあるし
87 :人間七七四年2007/06/27(水) 13:23:22 ID:293+XlO1
>>84
坊主が捕まるのは9月
88 :人間七七四年2007/06/28(木) 02:39:46 ID:D/nik9/m
七月十八日
今日は変な夢を見た。
僕らしきイケメンが「目障りなのだよ!」「愚かだな。」って扇子振り回して敵をなぎ倒してた。
で、僕らしきイケメンがねねさまに「帰ってください!普通に邪魔です!」って言ってた。
そんなことねねさまに言えるわけないじゃん!怖いんだよー!
ねねさまも変な色ボケなくのいちっぽくて、秀吉様もイケメンだった。でもって、孫市っていうガイジンらしいヒトと仲良かった。
大殿も変な雰囲気で声が渋かった。光秀さんは、髪が長くて奇麗な衆道っぽい人だった。
で、僕の話で僕らしきイケメンはツンデレカワイイらしい・・・。うれしいなぁ。
今度、扇であんなに人が殺せるのか、戦場でやってみよう。
てゆーか、市松が昼間ッから酒飲んでて、暴れる。うざいから、紀之助の部屋に行って勉強した。
虎之助の刀稽古の掛け声、でかいよ!うるさい!!
増田はこっちずっと見てて、なんか、きもい!
やっぱり、紀之助が一番の親友!
でも、今日見た夢は何だったんだろう…。まあ、僕らしきイケメンが活躍してたから、いいか。
90 :人間七七四年2007/06/28(木) 12:59:18 ID:FdefV3Od
>>88
努力は認める。
まあ、空気読んで頑張ってくれ。
92 :人間七七四年2007/06/29(金) 13:09:24 ID:icVlSZV+
無双は普通にプレイしてそれなりに楽しめるが
こういうところで無双ネタ見ると微妙に思うのはなぜなんだろう
93 :人間七七四年2007/06/30(土) 22:30:41 ID:diusbqfF
>>88
どうせ無双ネタなら坊主と信貴山城主が護衛な件について言及すべきだろうw
94 :人間七七四年2007/06/30(土) 22:37:11 ID:P9VTP6gs
七月十九日

今日は槍を持っての訓練をした。何人かで槍衾を組んだり、突いたり叩いたり。
市松はさすがに上手で小六さんとかからも誉められていた。頭は空だから、こーゆーことができないと本物の出来損ないになっちゃうよね。
僕は槍が重くて市松みたいに振り回せなかった、くやしい。見られてバカにされたから、じゃあ割り算はできるのかと聞くと、うるせぇ、関係ねえと言って殴られた。
…市松のアホ。

権兵衛さんなんかは、軽々と槍を振り回してたから、やっぱりすごいと思った。実戦じゃ逃げたりしないで真っ先に立ち向かっていくんだろうなぁ…
97 :人間七七四年2007/07/01(日) 00:42:46 ID:1QYlZ51+
市松がかわいいんだがw
98 :人間七七四年2007/07/02(月) 21:45:52 ID:A1WhoRRl
七月二十一日

今日は兵法のお勉強をした。
半兵衛さんの質問にばしばし回答して、虎之助も紀之介もあの市松さえも、みんな褒められてた。
でも僕が回答した時だけ、半兵衛さんは苦笑して「こうしたほうがいいよ」って訂正するんだ。
あのかんぺきな回答に改良点なんてあるわけないのに!半兵衛さんは分かってないなあ。
ついでにたくさん市松に笑われた。バカのくせに。市松むかつく!
101 :人間七七四年2007/07/03(火) 23:19:37 ID:rNubrK4Y
七月二十二日    明智玉
ふぅ、勉強、礼儀作法にと遊ぶ暇さえなかったので、日記は滞ってしまった・・・。
でも、勉強、勉強ってうざいなぁ!礼儀も間違えると、怒られて、手を叩かれる。厳しーんだよっ!!
遊びたいのに遊べない…つらいなぁ。このことを姉上に相談したら、逆に叱られた。
『父上の娘として恥じないように今は頑張るのです!』って言われたら、やる気が出た。
将来、どこかのお大名さまの息子と結婚するんだもん。その家で父上の悪口言われたら、いや。
今は信長さんのところに仕えてるけど、父上は立派な人間でいてほしいな。
時々、信長さんに殴られたり、暴言を吐かれたりするけど、信長さんの重臣になって、立派な父上を見てみたい!
明日も明後日もずっと勉強と礼儀作法だけど、父上のために頑張ります!
遊びはまあ適当に。この日記が書き終わったら、ちょい屋敷の中で遊んできます。誰かに見つかんないといいけど。
・・・でも、遊びより父上。父上のところに行って、遊んでこよう。父上〜ッ、待っててねー!!
102 :片桐助作2007/07/04(水) 22:15:23 ID:4D16BusL
名前: 片桐助作
俺たち百人ほどの手勢は、一台の輿と、数人のくたびれ果てた水干を着た侍数人を
守りながら、河内の若江を目指している。
輿の中におわすのは公方、足利権大納言さま。
先ほどまで我らの軍と戦い、ついに敗れたためにおおとのに京から追放されたのだ。
そして我が殿、羽柴さまがおおとのから目的地、河内の若江までの公方様の護衛をおおせつかり、
さらにとのの「粗相しなさそうで、あまり見た目の押し出しの強くない武者どもを」
という意向でわしら百人が選ばれた。むう、これに選ばれたのは喜んでいいのか悪いのか。

ただいま未の刻、背中をじりじりと残暑の日が照らしている。
輿の中の公方はさっきいくさに大負けしたばかりというのにまことにうるさく、
男山を過ぎるところで「八幡大菩薩よ、逆賊を討つのに力を下されぬのか!」と叫び、
四条畷の古戦場を通過しながら「あな、我ご先祖のごとく敵を打ち倒すことあたわざるか!」とうめいていた。
とにかくうるさい。とりあえずおおとのがいかにこの公方の扱いに困ったかちょっとわかった。

しかし、ちょうどまさに今、時代は俺のすぐ近くで、明らかに変わった。
これからも恐ろしいくらい変わっていくだろう。
でも、きっと俺はきっとうまくやっていける。そうに決まってる!
ずっと後で痛いほどこの思いが過ちだったことを思い知らされるのだが、
この日の俺は無邪気なままにそう確信していた。
104 :人間七七四年2007/07/05(木) 12:30:29 ID:iwpe936/
>>102
日記じゃなく回顧録か
胃薬飲みながら描いてるんだろうなw
105 :人間七七四年2007/07/07(土) 23:44:47 ID:uVK90dI5
>>97
それ増田くんもよくやってたよ
106 :保科正直2007/07/11(水) 21:55:42 ID:n0AGUTlU
七月十九日

高遠城に戻ってきた。七夕の評定以来、山県どのや馬場どのがこわくて
古府中の屋敷にいても内心びくびくものだったが、穏やかな伊那谷の景
色はほっとするわい。
城主の逍遥軒どのも留守だし、しばらくのんびりとできるわい。

ところが、さて昼寝でもしようとすると、家臣から「怪しいじじいが
城に入れろとわめいております」と知らせ。やれやれめんどくさいわい
と大手門まで行ってみると、 供を二人だけ連れたじじいが地べたにあぐらを
かいてこちらをじっと見ている。
このじじい、古びた袈裟を身にまとい、やせこけた体にはげあたま、
しかし眼光だけはするどくらんらんと光り、まるで地獄からの使いのようで
わしは少し恐ろしゅうなった。
じじいはわしを見るや立ち上がると、「出迎えもないとは何事じゃ!飯の用意はあるか」と
強引に城内に入ろうとしたので、 あわてて押しとどめると、「無礼な、わしは国父じゃぞ!」と
わしを押しのけて城内に入ろうとした。
じじい相手ながらわしもカチンと来て、「きさまを国父に仰いだ覚えはないわ!とっとと帰りゃ!!」
と じじいを小突いて城門の外へ追いやった。
じじいはあっけなく気勢を失い、「一度ばかりか二度までもわしを追放するとは」
とわけのわからないことを言いながらとぼとぼと高遠の町に消えていった。

変なじじいじゃったのお、しかしかわいそうだったかな、と思いながら再度昼寝
にとりかかろうとすると、今度は逍遥軒さまが馬で城に駆け込んできたとの知らせ。
あわてて出迎えると、「おお越前、ずっと国外におった父上が今日高遠にいらっしゃる
と聞いて、あわてて古府中から戻ったが、知らぬか?」
えっ…あのじじいって、もしや?

わしは急に背中じゅうから汗が滝のように流れだしたのを感じながら、
父のいる上州箕輪にしばらくどうやって逃げ、もとい行く理由をつくろう
か必死に考えていた。
109 :明智十兵衛2007/07/15(日) 10:41:00 ID:+xNzn5HX
おやじの観察日記

七月の某日、玉と細川兵部のもとへ歌を学ぼうと手を握り合ってのんびり
まったりと訪ねたときのことだった。

・・・いいなぁ、かような一時。髭ばかりの熊野郎やハゲねずみ野郎、おすまし
丹羽にわとりといった動物王国に仕えているといつしか私まで野獣化してしまうのでは
ないか、と恐ろしゅうてならぬ日々。
いつか、私が狩ってくれる。
玉はそんな私にとって人でいられる数少ない存在。宝じゃ、天女じゃ。
もし嫁ぐような事になっても相手には玉にとって幸せにしてくれるような者
を選ぼう!! 玉が幸せになれる人生を送ってやれる男を選んでやる。
細川兵部は私から見たらうほっ、いい男だ。きっと子息もよい男であろうて。
110 :人間七七四年2007/07/15(日) 19:39:35 ID:g2JefKnK
あああ、明智十兵衛にあのスレ紹介したくて仕方がない漏れがいるw
114 :百姓2007/07/29(日) 21:41:09 ID:Ygi9mmgN
今日、真夏の暑さで娘(2歳)が脱水症状を起こした
長浜のお城で熱中病対策をしていると聞いた
娘を抱えて嫁と3人でお城の前の列に並んだ
水を貰った
美味しい水だった

115 :人間七七四年2007/07/29(日) 22:25:16 ID:XDz33Mau
七月某日

ちょっと変な夢をみた。
長浜…ってところにお城があって、ぼく達はその近くに住んでるってことになってる。
んで、お城に行列ができてて、みんな水をもらってた。なんでも、暑さ対策ということ
だそうだ。

??(壮年の男)  「んめ〜な、この水。よぉ冷えてる」
??(↑の妻)   「ほんと、生き返るわ〜」
??(↑夫婦の娘)「おいちぃ。おっとぅ、もう一杯」
??         「え?まだ飲むのか?」
??         「うん」
??(水を配る係) 「お〜い、水ならまだあるから並べ〜」

ほのぼのしてるなぁ。でも…長浜ってどこ?何か、あたりは見慣れた風景なんだけど。


(蛇足)
>114 殿。
(近江の)長浜城でしたら、つくられたのはもう少し後(浅井・朝倉氏の滅亡後)ですぞ。
スレの現況(元亀四【1573】年七月二十日)では、まだございません。
116 :増田2007/07/29(日) 23:08:16 ID:IuJXmqGD0
気がつくと、わしはぎゅうぎゅうにしばられていて、周りを水干姿の連中に
とりまかれていた。北の果てでもさすがは公家の血を引く北畠。こいつらの
なまりはそれほどではなく、言ってることはなんとかわかった。
とりあえず何者かしつこく聞いてきたので、
「我こそは、畿内にて今をときめく織田弾正忠が被官で卿の一のお気に入り、
 増田仁右衛門であるぞ! 無礼であろう、はよういましめを解かんか!!」
と叫んた。連中はざわつきはじめ、わしに時々視線をやりながらなにやら相談を始めた。
「織田弾正忠の名は聞いたことがあるぞ。公方の後ろ盾として権勢をふるって
おるとか」
「しかし、その家臣でしかもお気に入りがなんで津軽におるんじゃ」
「いやいや、あの脂ぎってあきれるほど濃い顔を見よ。ああいう異相の者こそが
 乱世では成り上がるんじゃ」
小半時ほど連中は相談しておったが、一斉にわしのほうへ向き直り、いちばん偉そうな
感じのじいさんが口を開いた。
「増田どのとやら、おぬしを伊勢のご本家に連れて行くこととなった。畿内に近いご
 本家であれば おぬしが本物かくわせものかわかるであろう」
どうやらひとまず命の危機は去ったらしいし、なんと伊勢まで苦労なく戻れるようだ。
わしが何物かについてはちょっと吹いたが、まあわしの力でなんとかなるじゃろ。
とにかく佐吉ともう一度会うまではどこにいようと死にゃせんわい。

と、改めて決意を強くしたわしの脳裏をふと坊主の笑い顔がよぎった。
あやつと別れて長いのう。今ごろどこにいやがるか…
117 :増田2007/07/29(日) 23:09:24 ID:IuJXmqGD0
日付は七月十三日で。津軽は遠くて日記が届くのも遅くていかんわい。
118 :人間七七四年2007/07/31(火) 09:49:24 ID:as/7zbU2
あれ、北畠家の宗家って陸奥国のほうじゃなかたっけ?顕家の子孫がこっちだから
顕家の弟の伊勢国司家って・・・?
119 :人間七七四年2007/07/31(火) 19:13:45 ID:EAWl8rVS
宗家は伊勢国司の北畠顕能の方だよ
浪岡は顕家か顕信かハッキリしないが、どっちにしろ主流じゃない
121 :人間七七四年2007/08/05(日) 06:21:32 ID:M1YnWlFE
いやいや、顕家は陸奥鎮守府将軍だろ。伊勢国司のほうが宗家っておかしい。
でも、浪岡が子孫なのかもどうか怪しいしな。
すまそ。
122 :人間七七四年2007/08/06(月) 16:59:48 ID:eRiem3ST
血統的に途絶えてるし、陸奥は石塔に奪われてるし
伊勢国司の方は足利方からも正式に任官されてる訳ですよ
123 :人間七七四年2007/08/06(月) 23:57:19 ID:Vx8+SfUy
元亀四年、七月二十五日
おおとのが三万の兵士を連れて近江までやってきた。城の人たちはこれで浅井、朝倉も終わりだなと口々に言っている。
ぼくもとのの下で浅井の城攻めをするらしくて、鎧を着て戦場に出ることになるかもしれない、がんばるぞ。
124 :1232007/08/07(火) 00:36:16 ID:ikNehRpx
しまった、信長の近江到着は8月10日でした…
日付は飛びますが、その日まで早送りで書かせていただけませんでしょうか。
125 :人間七七四年2007/08/07(火) 01:58:59 ID:WhpuKv4U
>>123
ダメ。
その間の二週間で大事があまりにも多すぎる。
年号すら変わっちゃうんだしさ。
あと、いくら当時でも、体格ができる前の12・3で初陣はちょっと考えにくいので、
そのへんもちょっとつらいかな。
ここまでやってきた佐吉の日記は、ボケネタも歴史ネタもあくまで「子供の視点」が重要だったわけで、
急に生臭い戦場に出したくなあ(とこれは願望)。
126 :増田2007/08/07(火) 02:25:17 ID:WhpuKv4U
七月十六日

わしは車輪つきの小さな牢屋に入れられ、二十人ほどの浪岡の連中と南に進んでいる。
朝、東に大きな山城が見えたので聞けば、南部の三戸城だという。
ふん、やたら古臭いつくりじゃ。田舎大名じゃのう。
いま少し行ったこづかたとかいうところで川舟に乗り換え、優雅な川下りとなった。
途中、小高い丘のところで浪岡の侍の一人が、
「あれが、義経が籠った胆沢の高館じゃあ」と言う。
見れば、頂上にちいさなほこらが建っているほかはくさぼうぼうなだけじゃ。
さらに遠くを見ると、大きな寺のような建物が焼け落ちてそのままにこげた柱や梁をさらしておった。
浪岡のやつに聞けば、この寺は毛越寺といい、奥州藤原氏の時代に建立されて往時は繁栄を極めたものの、
奥州藤原氏の滅亡とともに落ちぶれ、この三月にはこのへんの領主の葛西氏が大崎氏と戦った際に
焼き討ちにあい、寺に力なく、葛西も援助するカネがないばかりにそのままになっているらしい。
あわれなもんじゃのう。珍しく感傷に浸っておったら、ふと一句思い浮かんだので、
矢立と筆を借りた。

夏草や つわものどもが 夢の跡

浪岡のやつに見せたら、「平板でつまらんのう」とみなで笑われ、船の外に投げ捨てられた。
矢立はひらひらと対岸に落ちた。
ちょっとむかついたが、まあ天才のわしもうたごころは残念ながらないようじゃのう。
127 :人間七七四年2007/08/07(火) 13:05:54 ID:oIzvOmaa
その上の句が約100年後に・・・
どうやって発見したんだ芭蕉w


----------------------------
ところでご存じとは思うが
矢立は簡易書道道具セットなんで
矢立を浪岡連中が対岸に投げるのは考えづらいな
128 :1262007/08/08(水) 00:52:50 ID:Hkm1JuZ7
>127
げっ、すいません。深夜に書くもんじゃないな。
矢立⇒短冊でお願いします。

ところで、江戸時代の旅の文人なんかは矢立と短冊は必ずといっていいくらい携行してる
もんだが、戦国時代はまだそんな風習はないかな?
129 :人間七七四年2007/08/08(水) 13:14:05 ID:aQgSvRKB
籠城している方と攻めている方で
和歌を矢文で取り交わしながら(ヲイ

ということもあったそうなので、
何らかの筆記用具は常時携帯だったんではないかな。
130 :人間七七四年2007/08/08(水) 14:26:52 ID:kWbFt1d3
陣中の武将達はえびらの中に矢立を入れて携帯していたらしいね。

ところでこの当時、俳諧はどの位普及していたんだろう?
戦国武将の和歌はよく見かけるけど、俳諧は見たことが無い気がする。
131 :人間七七四年2007/08/08(水) 17:44:08 ID:aQgSvRKB
つ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%B3%E8%AB%A7

戦国時代じゃ連歌の方が主流だろう。
ただ、お茶とかはそれなりにおもしろいと思うのだが、
連歌の方は解説本とか読んでも何がおもしろかったのかサパーリ(ヲ
132 :人間七七四年2007/08/12(日) 22:56:24 ID:84MVSGDK
元亀四年、七月某日

そろそろ戦が始まりそうな、ぴりぴりした空気になってきた。
ぼくも戦場に出るんだなぁと考えてたらなかなか寝れなかった。
だけどなるべく早起きして一人で槍の稽古をした。
ぼくの身長の倍以上ある槍はやっぱり重くて死ぬほど肩が痛くなった。
でもこれで、敵が来たらやっつけてやるぞ。がんばろう。

そしたらすけさくが来て、少し槍の稽古につきあってくれたけど、その後
「まぁ、佐吉が前線に出る事はまだ先だと思うから
それより馬の稽古のほうが良いんじゃないか?」
・・・ですよねー

という事で馬の稽古をしようと思ったら市松が先に来てて、
何故か馬に逆さに乗ろうと奮闘してた。
・・・

色々諦めて帳簿つけの手伝いをした。
やっぱりぼくにはこれが向いてるかなぁ
133 :人間七七四年2007/08/19(日) 15:36:38 ID:FipoJmaO
ですよねーw

市松のあの逸話は彼らしいアホ可愛さがある
137 :人間七七四年2007/09/01(土) 02:12:17 ID:WfRpSfNH
七月二十五日 細川与一郎
こないだ、当たり障りのなさそうな侍衆に護られて、公方さまは
洛中から追い出されていった。親父殿は、公方さまを諌めたり
叱ったりした挙げ句、公方さまを見放したけど、やはり前の
剣術のお強かった義輝公の方が気が合ったらしい。

だって、今の公方さま、坊主あがりなせいか、女も男も見境なくて、
この俺のこともことあるごとに触ってきたんだもの。
前なんか、耳元で「やらないか」だって?うわなにをするやめ(ry

武家の世界では、男同士でイチャイチャするのが当たり前らしいけど、
俺信じられない。男同士だよ?気持ち悪いったらありゃしない・・・
俺がいつかえらくなったら、男同士でイチャつくの禁止にしてやる。

で、今日は親父殿と明智十兵衛殿のお屋敷へいった。親父殿たちは
何やら来し方行く末を語っていたが、今の俺にはそんなんどうでもいい。

だって、出会っちゃったんだ〜運命のお・な・ご・に!
明智殿の娘御で、玉殿というんだって。すんごく可愛いの
俺以外の野郎には指一本ふれさせたくないぜ。ふふふ、待っていろよ。
そのうちあんな事もこんな事も・・・・うふふふ・・・
・・・・あ、鼻血で帳面汚しちゃった
138 :人間七七四年2007/09/01(土) 23:00:02 ID:gSUNi60q
七月二十五日 明智玉
今日は、何だか家中がやけに騒がしいんで、母上に聞いたら、細川家の人が父上に会いに来るんだって。
よし!私も掃除を手伝うって言ったら、侍女のヤツらに止められた・・・。
・・・くっそう、父上の大切な客人なんだろ?!たまには、いいとこ見せなきゃと張り切ってたのにな・・・。

で!細川家の人が来たの。まず、細川藤考さまが父上に挨拶して、父上と一緒に難しい話をし始めた・・・何か大切な話そうだから逃げよ!
問題なのは、その細川家の倅の与一郎っていうやつ。
見た目はそこそこイケてるんだけど、私をずぅーっと変な目で見てるの!
ニヤニヤしてて、悪寒がそいつが帰るまで止まなかった。
気持ち悪いっていうのを通り越して、変態だ!あんな変態に嫁ぐなら、出家でもしてやる。
何されるか分かったモンじゃないわよ!今まで、いろんな人に出会ってきたけど、あんな野郎見たことねぇ。
これ以上、あの細川の変態野郎のこと書いてるとおぞましくなってくるからやめる!

まあ、父上の難しそうな顔を見てるとこっちまで難しくなってきて、父上の愛蔵の本棚から孫子の兵法書を読み始めた。
ふぅ〜ん、”兵は危道なり”・・・。なかなか、おもしろいじゃん。
細川の客人が帰ったあと、大声で「速きこと風の如く!静かなること林の如く!侵し掠むること火の如くッ!動かざること山の如く、知らざること陰の如くッー!」って叫んだら、
父上が驚いた顔でやってきて、「賢くなったか、玉?」って嬉しそうな顔で私を抱きしめてくれた。
母上も姉上も兄上もみーんな、嬉しそう。みんなの嬉しそうな顔を見たいから、私はもっと賢くなるよ。
父上はいろんな本を持ってきて、「玉、もっと賢くなりなさい。」だって!
明日も勉強を頑張るぞ!明日は兄上が孫子のおもしろさを教えてくれるみたい。楽しみだなぁ・・・。
139 :人間七七四年2007/09/01(土) 23:11:43 ID:uP4+2bA+
>>138
一応だが、細川どのも明智殿も出陣中だ。
141 :人間七七四年2007/09/02(日) 22:12:08 ID:3/Kgfiow
十兵衛、オヤジの回想記
以前細川兵部が相談に来たんだが、その話しとやらがよりによって愛娘の縁談話だった。
その時は娘が覚醒したのやら何やらでその場はお開きとなったが、どうしたものやら・・・。
あの時の細川の子息、眼光が只者ならぬ感があったし、玉を見る笑みが非常に私好みだった。
何よりその後ちょくちょくや屋敷の周辺で顔を見るようになった。
屋敷に直接入らず、屋敷外やら茂みの中からやらと愛娘をじっと眺めているのだが・・・。
私が声をかけると、
「あ、お義父上、あの玉殿に近づく男は何者ですか!? 斬らないのですか!?」
と汗まみれな焦った顔で親切丁寧に言ってくれる。

・・・そこまで娘を心配してくれておるとは・・・。
あのにやけ顔が好みだし、オヤジ心としては悩むばかりよ。
145 :人間七七四年2007/09/21(金) 23:16:44 ID:Xh3w9wnh
http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1185118653/316

誰ですか他スレに出張した香具師は
先生怒らないから、素直に手を挙げなさい
146 :人間七七四年2007/09/22(土) 00:09:41 ID:YrezCjuF
七月二十六日 明智玉
今日もただならぬあいつの視線が私に向けられてる。
あいつこと細川の与作?与六?与一郎?・・・そう、与一郎の変態視線で何をしててもままならない!
読書してたって、勉強してたって、母上と話していたって・・・あいつの変態視線が邪魔をする。
だから、ちょっと大きい声で「化け物がそこにおる!」って言ったら、あいつは無事逃げた。
あとで、このことを父上に相談してみようと思うの。何だか、怖いし、かなり精神的に参ってる。

まあ、お昼前はそんなあいつのせいでぶちこわしな半日だったけど、お昼過ぎは父上から借りた書物を読みふけったりして、充実してたかな。
その中でも、老子や南蛮から持ち込まれた聖書なる書物がおもしろかった。
その聖書って言うのは、この大地や人間はデウスなる神が創った、っていう神秘的な書物だった。
でも、何で南蛮の聖書を父上が持ってるのかな。結構、父上が使い古した感じがあるのよねぇ・・・。
それに、父上がぶつぶつお経みたいなのを唱えてるの見たことあるんだよね。
これも、あとで、父上に聞いてみようと思う。

ああ、父上、早く帰ってきて。
また上司の信長さんが父上を殴って、血を流しながら帰ってきたら、どうしよう・・・。
デウスなる神さま、仏様、あらゆる神様、父上をどうか護って下さい。
私は、父上を愛してるんです。例え、死んで生まれ変わっても、私と父上は父と娘でいたいの・・・。
お願いします。
147 :石田佐吉2007/09/22(土) 02:53:39 ID:TBnrPmwm
元気四年 七月某日
誰かがずっと使ってるみたいで、厠が開かない。
中からときどき壁にぶつかってるみたいな音がする。
僕も厠を使いたいから前でぼうっとしてると紀ノ介が来た。
ちょっと苦笑いして、「またとののご狼藉かな?」だって。
厠の中で狼藉って、何をしてるの? って聞いたらまた苦笑いしてた。

市松がどこからか聞きつけてきて
「やっぱり佐吉はそろばんの事しかわかんねえんだな!」なんて言いやがる。
頭にきたから殴りかかったら投げ飛ばされて、厠の扉をぶち破ってしまった。
中にはびっくりするくらい高い下駄を履いてふらふらしてる虎之助がいた。
市松が馬鹿みたいに口を開けて「お虎ァ、何でそんな高い下駄履くんだ、流行りか?」なんて言ってる。
厠の中で高下駄履く流行があるかボケ。
虎之助はちょっと俯いて「厠は汚いから・・・・・・」だって。

だけどあれだけ高いと均衡を取るのは難しいみたいで、
案の定出てくる時に引っくり返って床に体を投げ出していた。
「ぎゃああ!」なんていつもの虎之助からは想像できないくらい高い声を上げて、
それが高下駄と相まってあんまり面白かったもんだから紀之介と大笑いしたら泣きながら下駄をぶつけられた。

そのあとこっそり虎之助が来て
「お前が入った後の厠、舐めたみたいに綺麗だな。使った後掃除してくれてんだろ。
……なのに下駄なんかぶつけてごめんな」って言ってきた。
謝るくらいなら最初からするな、って思って黙って向こう脛を蹴飛ばしたら今度こそ死ぬ勢いで投げられた。
あいつ本当に反省してるのか?

でも、厠なんて別に掃除した覚えはないんだけどなんでだろう。
そういえば最近、僕が厠を出るのと入れ違いにいつも犬が厠に駆け込んでいく。
あの犬の顔、なんか不愉快っていうか、嫌なことを思い出させる顔だったなあ。
148 :人間七七四年2007/09/22(土) 02:56:18 ID:TBnrPmwm
>>147
元気四年(失笑)
皆さんお分かりのように元亀です……
150 :人間七七四年2007/09/22(土) 15:04:05 ID:JeDkyb7o
>>146
虎之助に全俺が萌えた
154 :増田2007/09/30(日) 21:50:39 ID:CMrEB1+j
七月二十五日

いつのまにかわしは横山城におった。
とのは見当たらないが、小一郎さまやらいくじんさんやらがせかせかと立ち働いておる。
この暑いのによろいを着込んでいるところをみると近くで戦でもあるらしい。
ふと見れば佐吉が厠から出てきていた。おお、なつかしい、わが佐吉よ。
わしはたまらず厠へ入り、佐吉の残したぬくもりに浸った…

「おい、貴様!気持ち悪い声を出すな!眠れんじゃろが」
槍の石突で小突かれて目が覚めた。闇の中をこらしてみれば、わしは船の中の座敷牢のなかじゃった。
ああ、夢じゃったか。
でも、もう伊豆の下田まで来ておる。あとは伊勢についた後どう逃げるかだけじゃ。
佐吉、待っていてくれよ、わしは必ず帰るからな!!
157 :増田2007/10/02(火) 21:52:38 ID:hAP09zFz
七月二十七日

夕刻、遠州菊川の河口まで来た。津軽から嵐もなく、見事に夏の東風に恵まれておそるべき順調さだったが、
ようやく戻ってきたという思いがつのるわい。
河口にはびっしりと武田菱の旗印をつけた関船が埋め尽くしている。
おぼろげな記憶をたぐりよせると、やや遠くに見えるはげた小山が徳川の籠もる高天神城のはず。
武田め、徳川の海上からの補給を封鎖するつもりだな。

ここから西は外海とはいえ敵の領内だけあって、浪岡の連中も食い物や水を盛んにつきこんだり、
ふなばたについたかきがらを盛んに落としている。座敷牢の中からご苦労じゃのうと眺めていると、
向こうからよろい姿の武者が数人…まずいな、武田の連中の一部には面が割れてるぞ、わし。
「岡部丹波守じゃ。陸奥の奥からご苦労なことじゃの」
ああよかった、知らない相手だ。あれ、でも岡部がわしの顔をじろじろ見てる。
「あの牢の中の異相の者は誰じゃ?」
浪岡の連中が説明すると、岡部はわしをにらみつけた。
「織田の郎党?旧主の仇か!!」
ヤバい、か?しかし岡部はわしをずうっと見たのち、息を吐き出し、
「織田の陣中には桶狭間のおり、旧主の首を取り返しに行ったことがあるが、
 知らぬ顔じゃなあ。まあ、織田はやまほど外様がおるから、わからんなあ。
 まあ伊勢まで連れて行って北畠殿との友好の証に煮るなり焼くなりすればよかろう」
浪岡の連中はみんなわしを見てにやにやしている。
わしは身の危険を覚えたか急にぶるぶる震えだし、股間に手をやってそのぬくもりで
あわてて震えを鎮めようとした…と、はかまのうらになにやら縫い付けてある…
はぎとってみると、小さな紙袋に丸薬と紙切れが入っている。紙切れには
「そなたの本当に危機にこの薬をのむべし ぬまた」
津軽の沼田の野郎か!いつの間に…やつのことだからせいぜい毒じゃろうがのう。
158 :人間七七四年2007/10/02(火) 22:16:26 ID:a2Qn0vem
袴の裏・・・しかも股間に手をやったときに気が付いたと言うことは
沼田、増田の行動を読み切って縫いつけたなw
161 :増田2007/10/14(日) 23:54:45 ID:lgkSPrPm
七月二十九日

船は東南の風を受けて、相変わらず順調に進んでいる。
ここ半日ずうっと北に見えていた三河の渥美郡がとぎれて、
その向こうに北から南に細長く陸地が見える。
あれは尾張の知多郡、我らの領地のはずだ。ようやく戻ってきたか。
がらにもなく、うれしく、なつかしい気分にひたっていると、
わしらの船に小舟が接弦し、サムライがひとり乗り込んできた。
「伊勢北畠の家臣、鳥屋尾石見である。甲斐武田どのから早船で知らせを聞いて、
 出迎えに参上した。遠路ご苦労なことじゃったの」
ちっ、乗り込んできやがったか。そしていきなりわしを見るや、
「このめんような面構えの男は誰じゃ?」
浪岡の連中が織田の重臣であることを説明する。鳥屋尾とかいうのはわしをじろじろ
見て、そして笑った。
「わしは織田の重臣の顔はほとんど見知っておるが、こんな変な顔の男はおらなんだぞ。
 大体さむらいというより、山師、詐欺師、ぜげんといった面構えではないか。
 貴公ら、たばかられたのう。大殿への土産にしようとしたのかもしれんが、
 ちょっと意味がないな」
そして間を空けて、まるでわしをモノのように見ながら言った。
「ここで、斬り捨ててフカの餌にするがよかろう」
ひっ、戦おうにも座敷牢の中で得物もない。浪岡の連中は外から槍をめった突きに
突き入れてわしを殺そうとした。ああ、駄目か。

せめて敵の手にかかるよりは…わしは沼田の丸薬を一気に飲み込んだ。
164 :保科正直2007/11/05(月) 07:28:21 ID:Is7OvSMh
七月三十一日

保守
165 :人間七七四年2007/11/06(火) 01:07:29 ID:ExEx5+2h
>>164
いくら保守でも旧暦ではありえない31日はひどいぞ。
まあ、そんなことより職人さんはいなくなってしまったのか?
とてもさびしい。
166 :沼田2007/11/10(土) 20:31:19 ID:Yta2ZzNM
おお、いざというときのための自害薬を渡そうと思ったら下剤を渡してしまったか!
しっぱいしっぱい。
てへ
167 :人間七七四年2007/11/11(日) 18:05:21 ID:r9c2cOhs
>>166
余りの過疎っぷりに、住民が発狂したかのようなカキコミ、、、、


職人さん、帰ってきてくれーーーー!!!!!
169 :片桐直貞2007/11/19(月) 22:22:31 ID:hlkCYyui
七月二十九日

籠城戦が始まり、共に城を守るともがらと小谷城の主殿の大広間に寝るようになって
すでにいく久しい。ただ、いくら大広間が広いとはあまりに人が多く、
ひとり一畳そこそこの広さで、いびきのうるさい者、酒くさい者などがひしめきあっている。
しかも、今日わしのとなりにおる侍はあまりに長い籠城戦で気を違えてしまったのか、
ずっとなにやらぶつぶつつぶやき、うすきみ悪いことこの上ない。

眠れないままだったが、せめてそとの涼しい空気をあびようと思って外に出て、ぼうっと西の空を眺めた。
月もない闇夜で真っ暗なはずだが、西の空がやけに赤い。残暑の淀んだ空気で明かりの元はわからんが、
琵琶湖の対岸あたりか…
「あれは、今津か、海津のあたりかのう。織田の夜討ちやねえ」
後ろを振り返ると、かろうじて遠くのたいまつのあかりで脇坂どのが茶碗ととっくりを持っていた。
わしに飲むか、と酒の入った茶碗を差し出しながら、脇坂どのは言う。
「織田は公方さまを追放したあと、湖西に攻め込んだと聞いていたが、早い。
 我らの数少ない兵糧が、刈入れを前にまた奪われてもうたわ」
脇坂どのに酒を注ぎ返しながら、つい愚痴り返してしまう。
「脇坂どのは小谷山の東裾、わしは東南のふもとの小さな土豪じゃ。
 とのの城にあまりに近すぎて、ついに寝返ることもできずにここまで来てしまったな」
「全くや、間の悪いこっちゃ」
互いに顔を見合せて笑ったが、ちょっと苦すぎる。しばらく闇の中で黙って二人で酒を
さしつさされつしておったが、ふいに脇坂どのが、
「でも、貴公はうまくやっておるではないか。息子の助作をうまいこと横山の羽柴のところに
 送り込んでおるそうではないか。わしの養子、甚内はせっかく切れ者なのに、
 なすすべもなくここで討ち死では、かわいそうでならん」
実は助作を羽柴家に送ったのはまだ織田ととのが同盟を結んでいた頃で、あまりに人のよい助作を
武者修行で鍛えるために出したつもりだったが、こんなことになるとはなあ。
「そうか、家名を残せる可能性がけっこう残っているわしは、この城の中では勝ち組か」
ついうれしくなって、闇の中で高笑いしてしまった。脇坂どのも一緒に笑ってくれた。
170 :杉谷善住坊2007/11/20(火) 00:11:02 ID:erp147qA
七月二十九日

現在、拙僧は不本意ながらも長島にいる。ここにいる理由を端的に言うなれば、
雑賀の鍛冶屋に入り浸っていた頃、雑賀の者に拐かされたのだ。
さしわたり蛍殿辺りの差し金であろう。
いきなり屈強な船乗り達に囲まれたなら、この拙僧も抵抗することが出来ない。
拙僧はそのまま鉄砲やら食料やらと船に積み込まれ、長島に送られた。
結局この忙しい最中、拙僧は雑賀にとってお荷物だったわけだ。
まあ用が済んでもだらだらしていた拙僧が悪いんだが、もうちっと優しく出来んものかのう。

ここに来てからというもの、積み荷の上げ下げやら警護やらにこき使われっぱなしだ。
しかし次々と送られてくる物資には驚くばかりである。
長島一揆の強みは水運にありと、まざまざと見せつけられた。
しかし、ちと頼りすぎではないか?大丈夫かのう。

ここからの脱出を考えてはみたが、ここ長島は木曽三川の中洲にある天然の要塞。
脱出するのはなかなか難しそうだ。
働きつつも思案を巡らせていると、対岸から一艘の小舟が近付いてきた。
乗っていたのは団子鼻の大男。そいつの顔を見みたら、何故か横山城が思い出された。
あちらでは未だ浅井との緊迫した状況が続いていると聞く。
増田は今、どうしているだろう。
174 :人間七七四年2007/11/29(木) 02:02:58 ID:PttoxU13
奇跡の再会ktkr!
一応「土左衛門」という言葉は、この時代にはなかったらしいよ。
江戸時代の力士の名前が語源らしい。
176 :足軽のむすめ2007/12/18(火) 17:18:13 ID:xcuOsELz
おっとう、ちかごろなんでかハァ、死ンだみてぇさなってんだ。
顔色なんてよぅ真っ青でよぅ。
お城のおつかいでサァ、びわ湖ンほうまで登ったんだけんども、
そっから越前サ戻っとズ−ッとだ。
びわ湖さえらいきれいなところ見てきたンがうらやましくて
はなしのひとつも聞きたいんだけんども、口聞いてくんね。
かと思ったら、晩飯食いながらとつぜん
「村ば、捨てる」
て。
「主国ば、変えちゃる」
て、おっとう、なんサあったんだ…?
177 :人間七七四年2007/12/18(火) 23:04:24 ID:tOX4OPkw
>>176
奥羽のもんが何しに畿内まで出てきただよw
179 :人間七七四年2007/12/30(日) 15:05:43 ID:zxSvmbWg
七月二十七日

とのと細川どのとで淀城を取り囲んで5日になる。
昼過ぎ、城内からけたたましいほら貝が鳴ると、大手門から数百名の城兵が突出し、
堀ばたで我々と激しい戦いとなった。敵はなかなかに手ごわく、我が軍も苦戦を免れない。

と、突然淀城の城門が閉じる。城からは白旗といかにも急に書いたという感じの木瓜紋の旗が揚がり、
さらに大音声で「これより我ら、織田弾正忠どのに組するものである!」と聞こえてきた。
あわれ、三百足らずの敵兵は城外に取り残されてしまった。
あとはこいつらを押し包んで終わりかと思えば、敵の集団の真ん中くらいから、
「者ども、死に場所はここぞ!」の叫び声が聞こえると、いっそう猛烈な戦いぶりになり、
こちらはむしろ必死で防戦するザマになった。
俺も必死に戦ったが、目の前の敵に突き飛ばされて、堀に落ちてしまった。
幸い堀は深さ3間足らずで水も張ってあったので、足をちょっとくじいただけですんだが、
堀は最近流行の石垣作りで勾配もきつく、鎧に身を固めていてはすぐに登れそうもない。
人と討死せずにすんだのを喜ぶべきか、武者として手柄を立てる機会を失ったのをなげくべきか
わからないが、とりあえず合戦がちょっと落ち着くまで、堀の底でじっとしていることにした。

しばらくして、上から武者が落ちてきた。俺と一緒でつきとばされたんだろう。
見ると。立派な鎧兜に身を固めた、五十歳くらいの豪傑といった感じの武者だった。
兜の前立てを見ると、これは合戦前の打ち合わせで敵大将が付けていると教えられたもの…
この武者、敵将・岩成主税介だ!
岩成は俺にすぐ気が付き、身構えた。わずか二間ほどをへだてて対峙する。
岩成は落ちる時にもろに右腕をひしいでしまったようで、だらりとぶら下げている。。
でも左手に刀を持ちながら俺に「クソガキ、おまえなぞ片手十分じゃわい」とにやりと笑いかけてきた。
こわい。体がすくんで動かない。無言のまま時が経っていった。
どれだけ時がたったか。にわかに堀の上から兵が何人も飛び降りてきた。そのまま
アリが群がるように倒れた武者にまとわりつく。
しばらく掛け声や絶叫が続いていたが、やがて
「細川兵部が家中、下津権内、敵将岩成主税介どののみしるし、確かに頂戴仕った!」
と群れの中から大音声が上がった。堀の上からはどっと歓声が上がった。

堀の上から縄はしごが下ろされた。まず一人の兵が首を抱えて上にあがっていく。
さっき下津権内と名乗っていた武者が、俺に声をかけてきた。
「若いの、すまなかったな。でも、こたびの戦はなんとしてもわしらが大将首を
 捕らなあかんかったねん。堪忍してや」
俺は何と答えたらいいかわからず、とりあえず下津の顔をじっと見た。

堀の上からは、うちのとのが得意の大音声で
「三好の勇者たちに告ぐ!貴公らの大将の首は既に我らが頂戴した!!抵抗は無意味である。
 命の保証はするゆえ、疾く降られよ!!」
と呼ばわっている。戦は終わったのだ。

「さ、先に昇られよ」
下津が視線をなわばしごに向け、俺に先に行くよう勧めた。
180 :人間七七四年2007/12/30(日) 18:05:26 ID:nea9R+mJ
>>179
一人称が「俺」だけど、佐吉の日記なのかな?
それとも虎之助?
182 :片桐助作直倫2007/12/30(日) 22:51:20 ID:zxSvmbWg
>>180-181
あ、申し訳ない。「俺」は片桐助作でした。
山城・淀城の攻防戦なので、横山城か虎御前山にいる佐吉や虎とは関係ありません。
183 :人間七七四年2007/12/31(月) 03:40:10 ID:79eGhS79
>>182
補足ありがとう。
父上の思惑通り、しっかりと武者修行させられてるんだなw
応援してるぜ。
185 :人間七七四年2008/01/09(水) 00:37:52 ID:p73EcoGV
あの左近はよかったな…
ここの佐吉はあの三成にはなりそうもないがw
187 :人間七七四年2008/01/16(水) 22:15:18 ID:VUNX4sOQ
八月三日

なにか怪しいものが近づいてくる。
ここしばらく感じていた開放感が自分の中からなくなっている。
この残暑の中、寒気まで感じだした。
紀ノ介に話すと、「公方の討伐も終わって、浅井軍との戦いが近いからかい?」
と笑われたが、違う!
とにかく、悪い予感がする。そして、その予感とともにおしりがむずむずしだした。
なんで?
191 :人間七七四年2008/01/27(日) 10:50:05 ID:tjTwIvMP
俺は嫌いにもなり好きにもなったな。
とりあえず、太閤立志伝で増田と佐吉を配下にしたら常にくっつけとくけどw
192 :人間七七四年2008/01/28(月) 10:04:15 ID:VH6sgNdu
俺も俺もw
もちろん忍術レベル4まで上げて、忍犬の術も持たせる
194 :仙石秀久2008/02/08(金) 20:15:17 ID:e4QFCo35
八月五日

増田は生きていた。まるでゴキブリのような生命力じゃ。
知り合いだといって自分の部屋に引き取り、看病した。
同じ部屋の五右衛門は雑賀におつかいにいっているので、ちょうどいい。

増田は二日ほど死んだように寝ておったが、三日目の今日、にわかに飛び起きると、
「めし、めし、めし」と叫ぶと部屋に残っているこわいいやせんべいを手当たり次第に
ほおぼった。そのうち食い物が無くなると、わしをにらみつけ、
「ゴンベエ、めし!」
とどなりちらした。あまりうるさいのでまかないから今日の残りの雑炊を
なべごと持ってくると、あっというまにすべて平らげ、再び
「ゴンベエ、めし!!」

なんなんじゃこいつは。あまりの迫力に部屋から飛び出して再びまかないに
残りの食い物を求めに来てしまったが、こんな男だったかなあ。
195 :人間七七四年2008/02/08(金) 23:17:20 ID:i1x7/WXg
・・・増田の人生観・・・じゃない、食い気観wが変わるような事件ってあったっけ?


vip_2ch_news at 05:50│Comments(0)TrackBack(0)戦国時代 

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